1. HOME
  2. ブログ
  3. IT活用戦略セミナー2019 DAY1 基調講演レポート|株式会社スノーピーク・ビジネスソリューションズ 代表取締役 村瀬 亮 様

IT活用戦略セミナー2019 DAY1 基調講演レポート|株式会社スノーピーク・ビジネスソリューションズ 代表取締役 村瀬 亮 様

2019/6/18~6/19 三重県営サンアリーナにて開催した「IT活用戦略セミナー「働き方改革にDX(デジタル・トランスフォーメーション)」の各講演を詳細にお伝えします!

基調講演「人間性と生産性を向上させるワークスタイル変革」 株式会社スノーピーク・ビジネスソリューションズ 代表取締役 村瀬 亮 様

DX(デジタル・トランスフォーメーション)を成功させるために最も重要な重要なこととは?についてお話いただきました。

スノーピーク・ビジネスソリューションズは、村瀬社長が立ち上げたIT企業「ハ―ティス システム&コンサルティング」とアウトドアブランド「スノーピーク」が融合し出来上がった会社です。

スノーピークの使命はキャンプ用品製造販売を通じて「人間性の回復」をはかること。

現在、製品の製造販売だけでなく、スノーピーク社員と会員とでキャンプを行うイベントなども開催しているそう。(抽選応募してもなかなか当たらない人気ぶり!)

アウトドアブーム終了にともない1993年以降売上は低下しますが、キャンプイベントなどをバネに、増収方向(過去以上の好成績)となったそう。

スノーピークの強みと機会について、村瀬社長は「社会的なニーズ(機会)に対して、スノーピークから提供できる価値を持っている事に気づき、様々な分野へと進出していくことができた」と話されています。

ハ―ティス システム&コンサルティングは「心の通うITで企業と人の健全な成長を支援する」ことをミッションとして、企業向けのシステム設計および開発、導入及び活用コンサルティング事業と、企業のワークスタイルを変革ソリューション事業を行ってきました。
創業以降750社2000案件の実績があり、大量の案件を対応してきた経験を通じて「システム導入の成功と失敗パターン」が分かったそう。

下記の3つを守ることで、システム導入が成功につながるそう。「WHYの合意形成」…なぜそのシステムを入れるべきなのか?について社長、現場担当者、関係者を巻き込んで合意形成しようとしているか?「スモールスタート」&「プロセスの共有」…完成させたシステムを一気に導入するのではなく、徐々に積み上げていく、積み上げていくプロセスを共有する「良好な人間関係」…一番の土台。

取組み方の順番が異なるだけで、良いサイクルが回るか、悪いサイクルが回るか異なってきます。

生産年齢人口が減少し、高齢化が進んでいくこれからは「バッドサイクル」では成長できず、「グッドサイクル」でなければ成立しない時代へと突入していきます。

スノーピーク・ビジネスソリューションズが今後価値提供していく市場について…国内のオートキャンプ参加人口はわずか7%。では、キャンパーの方だけを対象としていくか?というと、そうではない、とのこと。

使命として掲げている「人間性の回復」が急務なのは企業で働く人たちである、と村瀬社長。

取組として始まったのが、会社屋外にテントを張り会議をしよう、というもの。この様子を見てどう思いますか?と村瀬社長。

右脳では「いいな」と思っている一方左脳では「否定感」が出ているのでは。ただしこの反応はごく自然なものだそう。

ただ左脳的な反応を重視してばかりいても、これからの時代は成長できない、と村瀬社長。

2045年にはシンギュラリティ(第四次産業革命)が起きるといわれている中、どういう方針でいくべきか?考えましょう、と村瀬社長は投げかけます。

クリエイティブなことをやらなきゃ…ということではなく、判断基準を逆転させる(いままでダメだと言われていたことをやる、いいと言われていたことをやめる)ことが重要。

スノーピーク・ビジネスソリューションズ立ち上げ前に、村瀬社長は自分自身が1週間キャンプしながら働くということを実践しました。(入社式もキャンプ地からリモート参加、新入社員にとって「ハ―ティス システム&コンサルティングは新しい働き方に取り組む会社だ」と感じられる機会となったとのこと)

社長だけでなく、従業員も巻き込んだ働き方の変革への取り組みを開始。働き方の変革、従業員満足度向上の取組は外部から表彰され、全国的にも注目を集めました。
スノーピーク・ビジネスソリューションズ発足後も、従業員満足度向上への取組は続きます。

何よりも良好な人間関係の構築が重要、と村瀬社長。

それは様々な取り組みをしても従業員満足度が向上しなかった、という経験からのお話です。
村瀬社長が実践されたのが、コミュニケーションの量と質を高める施策。

当時の取組例↓

・社長が家まで送るよプロジェクト
(一週間毎日朝晩の送迎、食事も一緒、全員同条件、役職/性別関係なし)
→ひとりひとりに本気でかかわる(若者など差別しない)宣言をしたことで、距離が縮まったそう。

・One to Oneランチミーティング制度
→人は一度でもじっくり話をした人に対する配慮や尊重はできるが、少し距離があるだけで簡単に攻撃的になるという考えから、 社長と社員の関係性だけでなく、社員全員同士のコミュニケーションを活性化させることにも力を入れました。
特定のグループが無くなり、どのグループも集まると盛り上がるようになったそうです。

他にも様々な取組を行われたそう。

結果…

従業員満足度が向上しました!

業績の伸びにもつながったそうです。

講演の結びに、参加企業へのエールをいただきました!
村瀬社長、基調講演のご登壇、有難うございました!!

参加者感想


・小さなことから始める。今までと反対のことをやってみる。これから試してみる価値はあると思う。

・組織での成功を収めるためにはスモールスタートからのステップアップが常套手段という認識はあったが、いつも部門やチームなど、人ベースで区切ることが多かった。そうではなく、全員参加で当事者意識を持ってもらうこと、共に成功体験を共有することが大切だということがわかった。

・コミュニケーションをとりながら仕事を進めることが大事だと思ったが、その分の時間が必要なため今後仕事との時間配分や仕事の取り組み方を見直す必要があるかなと思った。

・どんなに小さくてもいいから、まず第一歩を仲間と踏み出してみるという簡単なことからスタートしてみようと思いました。良好な人間関係の大切さも改めて感じました。今までの常識をひっくり返してみることもやってみようと思いました。

・社員満足の向上をはかっていきたい 13名の少ない社員ですが、日々の煩雑な仕事の中で、社員同士のコミュニケーションがないように思います 積極的にふれあいを持っていけたらと思います 楽しくない会社にしたくない

・実体験を元にした話でとてもわかりやすく実践してみようということが多くあった。

・人を大切に人とのつながりを大切に考えられているすばらしい会社だと思いました、人柄ですね みんないい人なんですよねつながり方を変えるだけなんですよね

・この講演をききにきました。(笑) 今と逆を考えるとのことはすごくためしてみようと思いました。(一度やってみます!!)

・事務所の増床を考えていたが、新しいスペースは全てsnowpeak製品でそろえてみます。高値だとしり込みしていましたが、対オフィス家具と考えると確かに安価ですね。

・劇的な社会の変化を感じる中で、いち早くDXを取り入れることにとらわれていたが、人間性の関わりを構築した上で、スモールスタートすることがDX導入の成功への近道であると知り、改めてn対n 1対nの関係性の構築をしようと思いました。

・良好な人間関係を築くことは重要だと思います。うまくいっていると思っていても一つつまづいたり少しの不平不満が徐々に蓄積されたりして危ないなと思うことが何度もあります。確かにそういう場合は距離がある関係性からくるものだと思います。1to1ランチもどきのものを考えて(いろいろな業態があるので)弊社に合ったも形のものを実践していきたいと思います。


関連記事