DXやkintoneの伴走支援について、皆で考える研究所。

「企業価値が向上する」効果的な評価制度とは?「続ける」ために必要な2つのポイント

「自社の事業をもっと成長させたい」「社員には活き活きと働いて欲しい」

会社や事業を成長させつつ、社員が活き活きと働いてるとしたら、経営者としてこれほど嬉しいことはないでしょう。

しかし多くの企業は、自主性を尊重するといいつつ放任して事業の成長が止まったり、会社は成長しているものの従業員にやらされ感が生じているということも珍しくありません。

これは何が原因なのでしょうか。

自社の事業を成長させつつも、社員が活き活きと働くためには、組織に評価制度を上手に組み込むことがポイントになります。

今回は、評価制度を上手に自社に組み込むポイントや運用の方法をご紹介します!

DXに不可欠な「社員の行動変革」

第17回担当者勉強会の記事(https://comdeclab.com/tantousya-17/)では、CX(顧客体験価値)を高めていくことがDX(デジタルトランスフォーメーション)の目的であるとお伝えしましたが、それを実現するためには組織能力の向上(ビジネススピードアップ)が不可欠です。

組織能力を向上させるためには、社員自信が新たなCX(顧客体験価値)に向けて自分自身の行動を変える(仕事のやり方や、優先順位を変える)必要があります。

社員一人ひとりが自分自身のパフォーマンス向上や成長のために具体的にどう行動するべきかを明確にすることで、仕事に対する責任感ややりがいが生まれ自発的な行動を促します

さらに、自分自身で行動を変えて実際に取り組んだことが会社から評価されることでさらに社員のやる気が上がり、結果的に組織能力向上、CX向上へとつながるのです。

つまり、会社が社員の成長を支援する仕組みを持つことが、DXを成功に導くカギとなります。

CX達成=DX成功のカギは個々の成長のマネジメント

社員個人の成長を会社が支援するために、必ず必要になるのが「評価制度」です。

CXを達成するために必要な各個人の目標を設定し、その目標に対する行動、プロセスを評価する……つまり、個人の成長をマネジメントすることが評価制度の目的となります。

具体的な目標を設定することで、目標に対する状況、つまり「自分自身の仕事の振り返り」を行う機会を作り出し「その行動がCXに結びついているか」を確認することができます。

目標に対して行動し、振り返りを行ってさらに目標をアップデートしていく……このサイクルをマネジメントすることが、評価制度によって従業員の成長を促してCX(顧客体験価値)向上に繋げるためのカギとなります。

評価制度を運用しながら、「自社の中でよりCXに結びつく行動とは何か」のノウハウを蓄積し、そのデータから「自社なりの評価のものさし(行動の方向性、行動の質と量)」を作っていくことが重要です。

「仕組み」がアナログ…そんな評価制度は「続かない」?

「評価のものさし」の他に、評価制度を運用する上で欠かせないものが運用するための「仕組み」です。

「評価制度」「導入」と検索すると、たくさんの人事評価システムが出てきます。

高額になることも多いですが、制度設計を含めてトータルでサポートし、評価制度の運用にはそれ専用のシステムが用意されていることがほとんどです。

「うちじゃできるかわからないし、ひとまずはエクセルで簡単な目標管理をやってみて、できそうであればシステムの導入も考えよう」

そうお考えの中小企業も多いのではないでしょうか?社内で評価制度を推進、取りまとめを行い、評価期間が終わったら評価のための上長との面談をセッティングし、自己評価を促す役割の人がいるのであれば、あるいは社内で評価制度に対する共通認識ができており、仕事の一部としてPDCAサイクルを回していく仕組みになっているのであれば、エクセルや紙での運用でも問題ありません。

しかし、中小企業においては「評価制度だけ」にかかりきりになれる人員がいないことがほとんどですし、仕組として確立される前の段階であれば、他の仕事と並行して「追加でやらなくてはならないことが増えた」と認識する従業員の方が多いのが現実です。

そんな中、「目標をエクセルに入力して、印刷して上司と共有しコメントをもらう」というやり方では、いくら評価の点数を計算する計算式を入れたエクセルのテンプレートを作ったとしても、次第に内容が更新されなくなり形骸化してしまいます。

エクセルで作成した評価制度シート エクセルの仕様上スクロール等がしにくく、運用しにくい

中小企業が評価制度を継続するためのポイント

評価制度の導入支援に何故専用のシステムがついているのかというと、それは「既存の企業が持っているツール(紙やエクセル)では評価制度の運用に向かないから」に他なりません。

たとえその場にいなくても現在の進捗が分かり、上長からコメントをもらったり随時内容を修正することはもちろん、評価する側の上長は「ひとつのプラットフォームからマネジメントするべき部下全員の目標進捗を確認できる」ようなクラウド型の仕組みがあれば、共有のために印刷する必要はありません。

さらに、社内のこれまでの目標や達成度が蓄積されることで、先ほどお伝えした 「自社なりの評価のものさし」を検討する材料にすることもできます。

「とはいえ、専門のシステムを入れようとすると自社にとっては割高になってしまう」

そんな中小企業さまには、kintone(キントーン)を活用した評価制度運用をおすすめしています。

かつてコムデックもエクセルで評価制度を運用していましたが、「見にくい、共有しにくい、更新されない」の三拍子でなかなか定着しませんでした。

元々、仕事に関するすべての情報を管理していたkintoneという業務改善プラットフォームで評価制度の情報も管理できないか?ということで社内でアプリ構築を進め、現在はkintone上で評価制度を運用しています。

具体的な評価制度運用アプリについては次の記事でご紹介!

今回お伝えした「事業価値を上げ、社員の生産性を向上させる評価制度に必要な2つのポイント」は以下の通りです。

  1. DX成功(CX実現)のカギは評価制度による個人の成長のマネジメント 成長のためのものさしはデータから判断する
  2. 評価制度を形骸化させないための仕組みを作る 専門のシステムが難しいなら、kintoneがおすすめ!
これまでは明確な評価制度がなかった企業さまも、是非kintoneを活用して、事業成長と社員の働きがいを両立しましょう!

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この記事を書いた人

生田 智之

『DXの第一想起者』

日本人の心のふるさとである”三重県伊勢市”を拠点に、中小企業のDX化を支援しています。 kintoneをはじめとする、各社に合ったクラウドサービスの提案から導入、伴走まで一貫したサービスを得意としています。 また、youtubeではkintoneのノウハウを大公開する「kintone芸人」として活動しています。 「DX化したいけど具体的なイメージができない」「こうなりたい!はあるけど手段がわからない」…等の想いをお持ちの企業様、是非一度ご相談ください!

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